メジャー&キャリア

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角田雄彦さん 第三回

 

<第三回:メジャー選択よりも大切なこと>

三上

では、もしメジャー選択に悩む学生が角田先生のところへ来たら、どんなアドバイスをしますか?

角田

「何でもいいんじゃないの?」と(笑)。

一同

(笑)

角田

まぁ、「この先生と会話していると知的に刺激されるな、という人の授業を中心に取ってみたらどう?」という感じでしょうかね。

三上

人で選ぶ、ですね!

角田

そうですね。

まぁ、メジャー選択はご縁でいいんじゃないかと。

偶発的なものでいいんですよ。メジャーの選び方、みたいなマニュアルはないと思いますけどね。

三上

そういうものですよね。

でも、やっぱりキャリアのためにメジャーを選ぶという学生が多いんですよね。

それこそ、国際機関に勤めたいから国際関係学や開発学を選ぶ、といったような。

角田

ICUの4年間で学んだことを使って、どこかに行って何かやろうといっても、そんなことできるわけないし、もしできるのであれば、世の中の問題は全部解決しちゃいますよ(笑)。

一同

(笑)

三上

ICUのメジャー選択に、専門性を持つ事や知識を極めることを求めるべきではないということですよね。

角田

逆に、なんで知識を極めたいと思うの?

 


諸岡

やっぱり、自分の専門分野の知識がないと自身が持てないというか、仕事をしていく上で成り立たないんじゃないかという不安があるからだと思います。

角田

うーん。でも、採用する側の企業は、学部の4年間で得られる程度の知識に全く期待してないですよ。

例えば、うちの事務所の事務職採用は、法学部出身かどうかは全く関係ないですし。

諸岡

えっ、じゃあ、企業は専門知識ではなくて、人間性だけを見てるってことですか?

角田

企業側は、エントリーシートに書いてあるのが何メジャーかとかいうことよりも、書いたり読んだりという「知的基礎体力」がある人材を求めていると思います。

三上

なるほど‥‥。

でも、その「知的基礎体力」が身に付いているという実感が得られない、という不安が学生にはあると思うんです。

角田先生は、そのような実感を得られたことはありましたか?

角田

それはもちろんありました。ICUでは記述式の試験が多いですよね。

それに対して先生のコメントがありましたし。

書くことも読むことも、ELPでやったことを実践するということで成り立っていたと思います。

諸岡

その知的基礎体力を身につけるためには、どうしたらいいんでしょうか?

角田

一番わかりやすいのは、書くことでしょうね。

諸岡

え、発表することは重要じゃないんですか?

角田

発表することは、基本的には、書くこと、つまり構成を考えて言語化することです。

発表するときに、話すことが自然と頭から湧いてくることってないですよね。

諸岡

あー、なるほど!

角田

構成を考えないで話すということは、ありえないですよね。

タイトルやトピックセンテンスのないものは居酒屋の会話と同じですよ。書く技術を先に磨けばプレゼンテーションはうまくできると思います。

三上

書く機会を見逃さずに、ひとつひとつ丁寧にやっていくことが大事ですね。

角田

そうそう。もしも自信をもって出したレポートに、先生からのコメントが無かったら「成績Cって返ってきましたけれど、どうしてなんでしょうか?」って、食らいついていけばいいんです。

もし先生に「私はそういう個別対応はしていない」と言われたら、学部長に言いに行けばいいんですよ(笑)。

一同

(笑)

三上

ちなみに、角田先生が学生時代に書くことや発表することで、頑張ったことってありますか?

角田

やっぱりELPをすごく頑張りましたよ。あと、答案書いたりレポート書いたりするときも、何となく書く、ということはなるべくしないようにしていました。

一同

素晴らしい〜!

角田

もともと授業でもどんどん発言するタイプだったので、授業でしゃべっている割にはレポートを適当にやって、後で先生から「角田君、ちょっと手を抜いたね」とか言われたくなかったので(笑)。

偉そうなことを言っても、やっていることは違うじゃないか、ってなりますし。

やっぱり、自分を追い込むことは大事ですよね。

自分を追い込み、負けず嫌いになる!

授業では絶対に発言すると決めていましたね。



一同

すごいですね!

角田

とにかく、言えることは、ELPで学んだ事を大切にして、日々の授業でもしっかりと実践する、ということですね。

三上

ですよね(笑)。

角田

ELPで学んだプロセスをしっかりやる。

単に成果物を出すのではなくて、なぜだめだったのか、どう改善しなければならないのか、ということを意識しながらやることです。

諸岡

こうして聞いていると、メジャー選択で悩んでいることがバカらしく思えてきました(笑)。

角田

私はそう思いますよ(笑)。

一同

(笑)

三上

とはいえ、仮に3年次にメジャーを選ぶことに意味があるとすれば、それは何であると思いますか?

角田

まぁ、しいて言えば‥‥自分の動機付けくらいですかね、選ぶということは。何かに書いて、「がんばるぞ」みたいな。

諸岡

なるほど(笑)

角田

悩むのであれば、今やっていることを一生懸命やったほうがいいです。

だって、ただのタイトルの悩みでしかないじゃないですか。

何をやるかの悩みだったら、どんなタイトルであれ関係ないはずなんです。

2、3授業を取ってみて、絶対に合わないというものはあると思いますけれど。

だから、興味で選べばいいと思います。

興味で選んだものは、後々皆さんの不利益にはならない、ということはわかっていたほうがいいですね。

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もくじ

第一回 メジャー選びの基準は「人」でした

第二回 メジャーとキャリアの関係は‥

第三回 メジャー選択よりも大切なこと

第四回 「無駄なもの」は何もない

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メジャーとキャリアの関係性について、現役ICU生が同窓生にインタビューしました。
同窓会とICUアカデミックプランニング・センターの共同企画です。

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