メジャー&キャリア

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南山さん 2回目

 

 

<第二回:“人の顔が見える”仕事がしたい>

櫛田

大学を卒業して、すぐに市役所で働き始めたんですか?

南山

実は、そうではないんです。

学生時代にバイトで始めていたIT関連の仕事が、そのまま本当に職業になった時期がありました。

大学時代も、後半は個人事業主として、学生生活よりも仕事をしていましたね。

梅原

すごいですね!

南山

そのまま、そのIT関連の仕事を続けていくつもりだったんですけれども、大学を卒業するのと前後くらいで、「なんか違うなあ」と思ったんですよ。

IT関連の仕事は一人で作業する事も多くて、人の顔が見えないのが気になりました。

企業に就職することも考えたのですが、バイトでかなり忙しかったので、就職活動もそれほどしませんでした。

そもそも、お金を稼ぐのがあまり好きじゃなかった事に気が付いて、公務員になろうかなと考え始めました。

櫛田

なるほど。

南山

実は、学生時代のバイトのほうが、公務員の初任給よりも給料もらっていたかもしれません。

櫛田

税金をとられるくらい?

南山

毎年確定申告していましたからね。

だから、大学3年生くらいから、減価償却とかある意味勉強よりも実務を先にやって。

一同

梅原

実際にやっていることが経済学にフィードバックされているということですね。

南山

そうですね。結局大学を卒業して、バイトの引き継ぎだけ簡単にして、あとは1年間仕事一切しなかったんですよ。

最初は、バイトの仕事があまりにハードだったこともあって、労働基準監督官のような仕事がいいかなと思い、同期が新卒で働いているころに、私は家で公務員の勉強をしていました。

櫛田

最初は労働基準監督官を目指されれて。

南山

そう。それでやっと激務から解放されて、勉強に専念できていろいろなことが身に付いてきて、ふと考えました。

実家が習志野で、確定申告をしたりとか、いろいろあって市役所にちょくちょく行くわけです。

梅原

なじみがあったんですね。

南山

そこでね、みんな優しいんですよ。そういう人の優しさにふれたのがあって、市役所を受けてみようと思いました。

公務員試験は県庁が7月頃の実施で、市町村はその後なんです。自分の頭がそういう風に切り替わったのもちょうどその頃でした。

南山

私のコンセプトはやっぱり「人の顔が見える仕事がしたい」だったので、国や県よりは、監督官もそうですが、もっと人とやりとりをする仕事の方がいいなと思いました。

方向性を180度切り替えましたね。そして試験受けたらたまたま受かってしまいました。

櫛田

実際に市役所に入られてまずどのような仕事をなさったんですか?

南山

一番最初はまちづくり推進課です。町内会や自治会に関わる仕事ですね。

比較的接する方の年齢層が高いです。あとは国際交流や平和の啓発事業もやっていました。

櫛田

実際にはどのようなことをされていたのですか?

南山

町会の人たちのお手伝いや、補助金を出したりします。

あとは懇談会を開いたり、町会の人たちを顕彰したりする記念式典を開いたり。

月に1回くらいそういう大きなイベントがあって、そのために準備しては片付け、次に移って、の繰り返しの4年間でした。

櫛田

そこから今の市長秘書になられたのですか?

南山

いいえ、その前に市民協働推進課というところに2年間在籍していました。そちらでは、ボランティアやNPO関連の仕事をしていました。その後に市長秘書となって今4年目です。

今は市長と一緒についてまわっています。スケジュール調整をするので土日も仕事ですね。

市長のような、特別職の方は平日と土日の区別がなく仕事があるので、週末は基本的に課のメンバーが交替で市長につきます。寝ていたとしても電話があったら必ず出ますし、災害時にはかけつける。

櫛田

気を張っていなければいけないですね。

でも、どの課を回っておられても、最初に仰っていた“人の顔が見える”っていうところは本当に今のエピソードで分かります。

南山

そうですね、市役所に勤めると絶対に人と関わるんですよ。

みなさんが市役所と聞いてイメージするのは、住民票を出すといった不特定多数の方と接する窓口関係だと思います。

もちろんそういうところにも異動はしますけど、むしろそのバックというか、直接特定の方々と関わる仕事の方が多いと思います。だからそれは外の人が持っているイメージとは全然違うと思いますね。

櫛田

そうですね、イメージでは窓口のフロントの方たちとしか市民は接触しないのかなという印象がありました。

どちらかと言うと、バックの人たちの方がよりディープに関わっていらっしゃるんですね。

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もくじ

第一回 きっかけは、スペインで読んだ日経新聞

第二回 “人の顔が見える”仕事がしたい

第三回 公務員という仕事と、まちを歩くこと

第四回 アベノミクスを、おばちゃんに伝える



メジャー&キャリア

メジャーとキャリアの関係性について、現役ICU生が同窓生にインタビューしました。
同窓会とICUアカデミックプランニング・センターの共同企画です。

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