ICUICUの会では、リレー式に会員の自己紹介を兼ねて、キャリアの中で考えてきたこと、関わってきたプロジェクト経験などをオンラインで共有し、それをきっかけに会員同士が知り合える機会を作る、「コーヒー&ワインアワー」を年数回実施してきています。毎回世界の各地から幅広い世代の会員が参加し、なごやかな中にもディープな話をすることができています。
今年4回目となるICUICUコーヒー&ワインアワーは、11月16日(日)に開催しました。今回は、在ナイジェリア日本大使館に勤務している外務省職員の本田真一さん(ID98)がナイジェリアの首都アブジャから登壇し、「アフリカ人のプライドと良心」というタイトルでプレゼンテーションを行いました。
本田さんは、ケニア、ガーナ、ナイジェリアでの計約10年のサブサハラアフリカ滞在経験を通じて、多くのアフリカ人が自らを ” 2nd class citizen ” として貶め、自らの潜在能力を否定していることがアフリカの発展の大きな障害になっていると感じていることを紹介しました。さらに、本田さんは、その問題の解決は容易ではないものの、例えばサブサハラアフリカ諸国における中等教育レベルで歴史教育を強化して、サブサハラアフリカに植民地時代前から存在する文明、文化や、植民地時代についてアフリカ人がしっかり学ぶことが、自らのあるべき姿を見つける手がかりになるのではないかと述べ、参加した会員との間で活発なディスカッションが行われました。
文責 ; 本田真一(ID98)・田中博子(ID86)

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