筆者が勤務するデンマーク、コペンハーゲン近郊にある東海大学ヨーロッパ学術センターでは、10月31日・11月1日の2日間にわたり、日本語教育ワークショップが開催されました。このワークショップは、ICU同窓生で東海大学国際教育センター教授の谷口聡人さん（23期、院1995）が、今年の春までの5年半、同センターの所長をなさっていたころから年に2回開催されているものです。毎回違ったテーマを設け、北欧を中心にヨーロッパ各国から日本語教育に携わる方々が参加し、講義やワークセッション、研究発表などを通じ、日本語教授法について切磋琢磨なさっています。
第12回となる今回、国際教養大学特任教授・鮎澤孝子さん（8期、院1969）を講師にお迎えし、谷口さんも日本から駆けつけられたほか、ユトランド半島のオーフス大学からもお一人、そして対岸スウェーデンのルンド大学から村尾佐和子さん（28期）、石原慎一郎さん（40期）も参加され、総勢 6名の同窓生がそろう機会となりました。
ヨーロッパの小国にいながら、ICUネットワークを通じて得られるご縁、そして各地で日本語教育の水準向上に取り組む皆さんの情熱から、たくさんの元気をいただいた週末でした。

文責：小林香織（41期）