NEWS

日本語教育推進法に関するパブリックコメントのお願い(2020.4.24まで)

2015年3月にICU高校を、この3月にICUの学部を卒業し4月よりICU大学院に進学しました、高校が35期、大学が64期(ID:20)の白石直也と申します。
この度、昨年の6月28日に公布・施行されました「日本語教育の推進に関する法律」(以下、日本語教育推進法)についてのパブリックコメントを、ICU高校及びICUを卒業された方々、またICU高校にお子さんを入学させた親御さんの方々に是非掲載していただきたいと考えました。

私自身は帰国生ではなく生まれも育ちもずっと日本です。しかし、高校で出会った友人たちから海外での経験についてたくさんおはなしを聴くことができました。その中には友人が両親や保護者からどのような日本語教育を受けてきたかとか日本人学校ではどんなことをしていたかという話も含まれていました。
ICUの学部に進学後、私は日本語教育についても学びました。将来、研究職または教育関係の職に就くことを見据え、教壇に立つ際には様々なバックグラウンドを持つ自分の生徒に対して言語の面でのサポートができるようになりたいと考えたからです。
また、ICU高校父母の会については、父母の会が主宰された講演会を2度拝聴させていただいたこと、秦先生が担当された保護者向けの聖書を読む会に参加させていただいたことがあります。どの機会についても必ずと言っていいほど終盤で話し手の方々が(私が拝聴させていただいたのはジョン・カビラさんと昨年の橋本美穂さんでした)、海外での子育ての苦労について言及されたことが強く印象に残っております。

以下のリンクの内容を読んで、私以上にかつては日本語教育を受ける当事者であったICU高校及びICUの卒業生の方々、また卒業されて子どもを持ち今度は親として日本語教育の当事者となられる方々、そして数年前まで海外で子どもの日本語教育に関わられていたICU高校の生徒の保護者の方々の意見がちゃんと伝わってほしいと考えました。

受付期間は4月24日(日本時間)までとギリギリになってしまったのですが、もしコメントしてくださるという方がいらっしゃれば、以下のサイトに掲載されている規定にしたがって投稿していただければと思います。
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185001098&Mode=0

どうぞよろしくお願いいたします。

文責)国際基督教大学大学院博士前期課程1年 白石直也 (ID 20)

 

以下呼びかけ文転載

BMCNに関心を寄せてくださっている皆様

4月4日に始まった日本語教育推進法の基本方針(案)のパブコメもすでに10日を切りました。新型コロナウイルスによる緊急事態が続く中、すでにご意見を送った方、それどころではない方と、いろいろだろうとお察しします。皆さん、ご無事でしょうか。

 実は、先月3月18日に、基本方針の制定に向けた「ボストン国際フォーラム」がズームで開催されました。開催後、有志が議員連盟宛の要請文と基本方針修正試案を作って、議員連盟に送りました。残念なことに、総会が時間短縮になったとか、その後の状況は分かりませんが、その要請文が、日本語教育情報サイトの「にほんごぷらっと」に掲載されましたので、お知らせします。
http://www.nihongoplat.org/2020/04/13/海外の日本語教師の有志が日本語教育推進の基本/

また、「にほんごぷらっと」には、高邉フレンチさんという方が投稿した「海外の親の声を聞いてください!」という保護者の目線の要請文が載っています。この方は、2019年12月の「国際フォーラムin かながわ」に参加され、2020年2月にトロントで行われた「声を聞く会」の企画メンバーです。こちらもぜひお読みください。
http://www.nihongoplat.org/2020/03/13/

パブコメへの投稿がこれからという方のために、パブリックコメント提出規定
も添付します。投稿サイトは以下の通りです
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=185001098&Mode=0

受付期間は4月24日(日本時間)までです。 1人でも多くの方が、国内および国外の様々な課題を指摘してくださることを願っています。  ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

中島 和子
バイリンガル・マルチリンガル子どもネット代表

 https://forms.gle/Betkj2ER8TN9yXg48

BMCN事務局(鈴木・高橋)
bmkodomonet[at]gmail.com