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出版)『男の皮の物語 』ユベール(作)、ザンジム(画)

フランス語翻訳者の井田海帆(99年語学科卒業)と申します。このたび、訳書が上梓されるはこびとなりました。フランスのバンド・デシネ(漫画)の邦訳です。出版社のオンラインショップでは9月上旬から(送料無料)、オンライン書店や一般書店では9月下旬から購入可能となりますので、海外マンガにご興味のある方はもちろん、馴染みのない皆様にも、この機会にお手にとっていただければ嬉しいです。

タイトル:『男の皮の物語 』
著者:ユベール(作)、ザンジム(画)
出版社:サウザンブックス社
定価:紙製本 3,500円+税 電子書籍 3,400円+税
ISBN:978-4-909125-66-8

あらすじ
ルネッサンス期イタリア。名家に生まれたビアンカは18歳を迎え、親同士の取り決めで、青年ジョヴァンニと婚約する。いくら世間知らずの箱入り娘とは言え、ビアンカは何も知らない相手と結婚することにどうも納得がいかない。不満をもらすビアンカに、伯母がそれならと、あるものを差し出す。
それこそ、先祖伝来の家宝、女を男にしてしまうという世にも珍しい「男の皮」だった。実際に身につけてみると、あら不思議、ビアンカはたちまち浅黒い肌の美男子に。
男の皮をかぶり、ロレンツォとなった彼女は、将来の結婚相手を吟味すべくジョヴァンニに近づく。ところが、ジョヴァンニはゲイで、あろうことか、その正体がビアンカだと知らずに、ロレンツォに恋をしてしまう。
こうして、ビアンカとロレンツォ、ジョヴァンニの間に奇妙な三角関係が始まる――。

 

文責)井田海帆(99年語学科卒業)