EN

同窓会イベント・ニュース

NEWS & EVENTS

ICUコミュニティー

COMMUNITY

同窓会グッズ

SHOP

ICU同窓会について

ABOUT

ENGLISH

NEWS

12/14 ICU卒業生有志による同窓会報告

12/14(日)有志によるICU同窓会を開催いたしました。

今回は、1996年にICUを卒業後、NHKに入局され、「プロフェッショナル仕事の流儀」「NHK紅白歌合戦」などで司会を務め、現在はフリーアナウンサー/文筆家として、ご活躍される住吉美紀さん(https://mikisumiyoshi.com/)をゲストとしてお招きしました。80年代~2000年代初頭に卒業した方まで、幅広い世代の方に、20名弱、参加していただきました。

住吉美紀さんは、東京FMの人気番組、Blue Oceanのパーソナリティを13年間つとめ、音楽・ポッドキャストのストリーミングサービスSpotifyで、イチローさんの番組の司会を担当されるなど、大変なご活躍をされています。今年発売された著書「50歳の棚卸し(https://bit.ly/4qhxAkx)」も話題となっており、この度、特別に、ICUに来ていただくことが実現いたしました。

まずは、全員の自己紹介からスタートしました。その後、住吉美紀さんのICU時代の思い出をお話ししていただきました。アメリカで幼少期を過ごし、その後、日本で生活したのち、カナダで高校生活を送ったセプテン(9月入学生)で、日本での大学進学を考え、ICUのキャンパスに足を運んだ際、キャンパスの広さと美しさに惹かれて、進学を決意したこと、当初、上智大学に進学を考えているとご家族に話していたため、厳格だったお父様に真剣に交渉し、ICUへの進学が決まったというお話は印象的でした。また、ICUで平和研究所のフィールドトリップ(https://subsite.icu.ac.jp/pri/fieldtrip/ft1992-1993.html)に参加し、アメリカ人の活動家の方が話す内容の英語と日本語の通訳をすることになり、個人の思いを人に伝える面白さを経験できたというエピソード、大学での研究発表の際に司会を担当し、最上敏樹先生(元平和研究所所長、国際基督教大学名誉教授)から、「司会が上手で、まるでプロのアナウンサーのようだ」と言われたことが、その後の進路選択に影響を与えたことなど、現在の住吉美紀さんの活動に繋がる、ICU時代の貴重なお話を伺うことができました。海外で過ごされた時期が長く、9月生(セプテン)としてICUに入学し、大学にも海外在住経験者が多くいた環境から、卒業後に、社会人として経験した様々な壁ともいうべきエピソードも飛び出し、卒業後の環境はそれぞれ異なるとはいえ、多くのICU卒業生が日々経験していることかもしれず、共感する点が多くありました。

全員で輪になり、至近距離でお話を伺うことができ、まるで生放送の番組に立ち会わせていただいたような感動がありました。一切のメモなども見ず、聞きやすい声のトーンで全員に向けてお話をされる様に、ただただ、驚かされるばかりでした。メロユニ(メロディユニオンという軽音楽サークル)に所属されていたというお話も出て、本当にICU卒業生だったのだと、感慨深い思いがありました。

住吉さんのICUでの思い出を伺ったあとは、希望者の方に、著書「50代の棚卸し」の販売とサインを特別に行っていただき、さながらブックイベントのような様相となりましたが、ICU生同士の自然な雰囲気の中で、気さくに対応をして下さいました。最初に自己紹介をした際のひとりひとりのエピソードを詳細に覚えておられ、お話をされていて、インタビュアーのプロとしての姿勢に、改めて驚かされました。

当日は、雨かつ、極寒の厳しいお天気でしたが、ICUキャンパスの紅葉は美しく、大変にあたたかい雰囲気で執り行うことができました。当日、岡山県から親子で駆けつけてくれた第四女子寮の先輩からは「ICUに住みたくて、帰りたくなかった!このまま第四女子寮に帰りたかった!」という熱いメッセージもいただき、それが日常だった、キャンパス内の学生寮で生活した日々が、いかに尊いものだったかと思いを馳せました。

住吉美紀さんは、次の日(12/15)の東京FMの番組、Blue Oceanにて、同窓会について生放送で話題にしてくださいました。ご自身のThreadsでも、同窓会について、また、著書にも登場する滑走路での写真と、30年後の現在の写真を掲載してくださり、ICUの本館が国の有形文化財(建造物)に登録されたことなどについて、大変丁寧に取り上げてくださいました(https://www.threads.com/@miki_sumiyoshi)。

 

ICU01卒業生の、ビーガンデザートのお店であるGo Muffins

Gohttps://www.instagram.com/gomuffinsgo/)のビーガンクッキー、ショートブレッドなども、来場者へのお土産として用意しました。在学時期は、重なってはいませんが、住吉さんと同じ音楽サークルのメロディユニオン出身であることも判明しました。

ICUのそばにある酒屋「カド」から、当日配達していただいた、ICUワイン(https://mtkyamasake.base.shop/categories/6253739)も好評でした。

この会の開催を通じて、幹事の恩師であるICUの教授(故)古藤友子先生と、住吉美紀さんが、同じ中高の同窓生であったことが分かりました。中高の在学期間は異なり、古藤先生のICU着任時期は住吉美紀さんが卒業された後だったので、直接の面識はないとのことでしたが、偶然に驚きました。また、この会を開催するきっかけとなったのは、サイクリング部のOBOG会に参加した際、ID96のサイクリング部の先輩が住吉さんと同級生だと教えてもらったことでした。卒業生と知ってから、家族で住吉さんご出演のテレビ番組を見て、陰ながら応援していたので、この度お会いできたことに、大変な感動がありました。

ICUの美しいキャンパスと、アラムナイハウスという場所のおかげで、世代を超えた新たなつながりを再発見し、感慨深い会となりました。

 

国際基督教大学同窓会事務局の皆様、ICUを日々支えてくださっている教職員の皆様、OBOGの皆様、ICUで出会った先生方と、友人の皆様に、この場を借りて感謝いたします。本当に、ありがとうございました。

文責:ID02 倉部(軍司)葉子