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ICU祭報告3 ホームカミング

2018年11月05日掲載

2018年のホームカミングはICU祭初日の20日。朝からすっきりした青空が広がり、「ICUキャンパスの植物と生き物たち」という自然観察をテーマにしたイベントには最高の陽気になりました。

事前申し込みの有料イベントでしたが、予想を超える約90名の申込みと大人気(大人 62名、子供と乳幼児 30名)、同窓会、大学職員、先生方と現役学生の合同準備チームはフル回転。雨天にも備えてキャンパスから集めた多種多様な落ち葉や木の実、周辺で命を落とした小動物の毛皮まで、充実の展示物で皆様をお迎えしました。

午前はダイアログハウス国際会議室で風間晴子名誉教授と上遠岳彦自然科学デパートメント教員による、キャンパスの植物と生き物たちのご紹介。風間先生からは、キャンパスは1,000種あまりの植物が生息する豊かな自然に恵まれているものの、さまざまな要因により姿を消した種もあるとのお話があり、上遠先生からはアナグマやタヌキのキャンパスでの暮らしぶりを動画もまじえて見せていただきました。

興味深いお話で会場の参加者の期待が最高潮に高まったところで、いよいよ野外観察へ。「アナグマ」「オオタカ」「オオムラサキ」「レバノンスギ」の4グループに分かれ、両先生を含むリーダーの後について、いざ出発です。

私(筆者)がシェパード役だった「アナグマ」グループは上遠先生がメインリーダー。最年少はゼロ歳から、卒業生がご子息とご両親の3世代でお見えのグループまで、幅広い年齢構成です。ダイアログハウスの裏口を出て歩き始めた直後、寮の窓に巨大なカマキリを発見!プランではまずN館裏にあるタヌキのファミリーの「共同トイレ」にあたる「ためフン」を観察に行く予定でしたが、素通りするにはあまりにもったいない、植物や生き物たちの生態。リーダーの解説でさらに好奇心がくすぐられ、目的地に到着したのは予定時間を半分過ぎたころ。しかし1時から食堂で始まる、三鷹産野菜を使ったカレーのランチに遅れるわけにはいきません。帰路でも遭遇する数々の「誘惑」のいくつかを振り切り、無事帰還!

昼食タイムも盛りだくさん。地元の農家さんとカレーの野菜と果物の仕入れを繋いでくれた現役学生のプロジェクト「地産地消と畑&堆肥」の皆さんから活動の紹介を聞き、富岡常務理事からは今昔比較クイズでICUの今についてインプットいただきました。

昼食後は「これからどうする?ICUの自然」と題したパネルディスカッション。キャンパスの豊かで貴重な自然環境は、一方で何も手を打たなければ、動植物の外来種の拡大、研究フィールドへの人間の立ち入り、継続性を欠いた管理などの問題が拡大するリスクとも隣り合わせであることが浮かび上がってきました。

参加された皆様にはお楽しみいただけたことと思います。同時に、企画した側にとっても、キャンパスの自然の魅力とその保全の難しさを再認識できた時間となりました。

文:新村敏雄(27 ID83)

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