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未来予想ZOO開催のご報告(5/17)

「未来予想ZOO」~ICU卒業生ならではの様々な生き方から学ぶ~

2025年5月17日(土)、ICUキャンパス内の楓寮・樅寮1階ウィステリア・ホールにて、同窓会学生部主催・大学協賛によるイベント「未来予想ZOO」が開催されましたので、その様子をご報告致します。

「未来予想ZOO」は、在学生を対象としたイベントで、卒業生ゲストとのセッションを通じて、就職活動とは異なる切り口から、卒業生の生き方・考え方の多様性を知ってもらい、大学での過ごし方や卒業後の“生き方”について考えるヒントを得てもらうことを目的にしています。

今回は、新入生イベントでの案内があったためか、事前申し込みはほぼ1年生で90人を超す大盛況となりました。ところが、当日ジメジメとした雨だったせいか、風邪が流行ったせいか、過去最高のキャンセル率をマークし、当日はなんと1年生のみ18名の参加となりました。同窓生は、同窓会学生部のメンバーを含め22名にご参加いただきました。結果的に、1:1くらいの比率になって、時間たっぷりざっくばらんに話せて良かったのかもしれません(たくさんの在学生を迎えるおつもりだった同窓生の方々、重ね重ねお詫び申し上げます)。

この会は、「ZOO=動物園」という名前の通り、ユニークな生き方をされている同窓生をゲストとしてお迎えしております。若い頃によく考えることは大事なのですが、ネガティブに悩んでもしかたがありません。バブル期や氷河期を生き抜いた様々な動物たちの、今だから笑ってはなせるようなエピソードを聞き、自分も大丈夫かな、と少しでも思ってくれたら、と思いで開催しました。

卒業生には、事前に「学生時代に力を入れたこと」「卒業後のキャリア」「学生時代、悔いが残ること/うまくいかなかったなと思うこと/今の自分ならどうする?」「学生時代、やっておくと良いこと・良かったこと・現役の在学生に伝えたいメッセージ」といったアンケートに答えて頂きました。ICUという同じ場で学んだ者同士でなければできない交流の場となったのではないかと思います。これから過ごしていく貴重な大学での生活を、将来のおぼろげなビジョンを垣間見ながら過ごしていく材料にしていってくれたら、ご参加頂いた同窓生のみなさま喜んでくれると思います。

イベント中は各テーブル在学生2名、同窓生2名がベースの構成で、フリートークで進められ、同窓生の転職の回数にビックリしたり、在学中のGPAの余りもの悪さに在学生が絶句するという微笑ましい場面なども見られました。在学生からは、「卒業生もまだ自分探し中だという言葉に勇気をもらった」、「これから何をしていこうか考えを膨らます機会になった」、などとの声を聞くことができました。

また、同窓生も、在学生に対して、優しくリラックスできるムードを常に作りながら、「やってよかった」「あれもやっとけばよかった」というエピソードを話してくれていました。不思議と「やらなきゃよかった」、というのは聞かなかったので、人間良い思い出ばかり覚えているというのは本当だな、と私自身も興味深く聞き入っていました。在学生も、振り返ればきっと楽しい思い出しか残らないので、今を楽しく過ごしてもらえたらな、と思います。

今回の「未来予想ZOO」が、在学生にとって、大学時代の過ごし方やその後の「生き方」のヒントを得られる場になっていると嬉しいです。

次回「未来予想ZOO」は、人が集まるようなお天気の日になるように祈っています。

今後も、同窓会学生部では、在学生のニーズを聴き取り、同じICUで過ごした卒業生ならではの在学生へのサポートを提供していきたいと考えています。

(文責:神田 真司)